消費者庁がGM表示制度の検討を開始!
消費者庁がいよいよ遺伝子組み換えの表示に関する検討を開始しました。 傍聴に行かれた日本消費者連盟の纐纈美千世さまよりご報告をいただきましたので、ここに転載させていただきます。 ~~~~~~~~~~以下転載~~~~~~~~~~ 本日26日、第1回遺伝子組み換え表示制度に関する検討会が開催されました。 簡単にご報告します。 最初に、検討会設置の趣旨や委員の紹介(これらは消費者庁のHPに掲載済み)が ありました。 その後、消費者庁から以下の報告がありました。 ・遺伝子組み換え食品の表示制度を巡る情勢 ・遺伝子組み換え食品に関する消費者意向調査の概要 ・EUにおけるGM食品表示および監視の状況調査の結果 (これらはそのうち消費者庁のHPにアップされます) 委員の自己紹介では、GM表示に対する考え方を述べた方もいらっしゃいましたが、 明確、且つ力強く「表示拡大」と訴えた委員は消費者団体枠と思われる3名も含 め、いませんでした。 業界団体である「食品産業センター」の武石委員からは、「遺伝子組換え表示制 度に関する検討に当たっての視点について」というペーパーが出され、その中で 「GM表示は食の安全に関わらない制度であること」を強調していました。 同時に、現在の制度は十分に機能しているとも主張し、GM表示も含め頻繁な表示 制度(製造所固有記号や原料原産地)の大きな変更は企業に大きな負担となると も言っていました。 次回から数回にわたり議論に必要な材料集めのためヒアリングを行うようです。 1回4~5名程度からヒアリングし、消費者団体1回、事業者2回の計3回を予 定しているとのこと。 次回の検討会は6月20日(火)13時30分から、中央合同庁舎4号館(消費者庁が 入っている建物)です。
消費者庁によると、GM表示制度については、今年度(2017年度)末を目途に取 りまとめる予定とのことです。
ちなみに、会場前でのスタンディングには合計7人の方に参加いただきました。 急な呼びかけにもかかわらずお集まりいただきありがとうございました。 次回以降も何かしらのアピール行動をしたいと思っています。 よろしくお願いします。 ------------------------------- 特定非営利活動法人日本消費者連盟 纐纈 美千世 ~~~~~~~~~~~(転載終わり)~~~~~~~~~ ↑会場前のスタンディングの様子 参考資料 消費者庁ウェッブサイト 遺伝子組換え表示制度に関する検討会