遺伝子組み換えの種子は世界中に広まり、また自家採種したタネを翌年まくという当たり前の行為さえ禁じる国が増えています。
そんななかでタネを守るために立ち上がった人々を紹介する映画が公開されます。
~種は人類の命そのもの。しかし種子の94%が20世紀に消滅。
種子の多様性を守るために私たちのすべき選択とは?~
ぜひ映画館に足を運んでご覧いただければと思います。
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映画『シード ~生命の糧~』6月29日(土)公開のお知らせ
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第70回エミー賞ノミネート作品(環境ドキュメンタリー部門)『シード ~生命の糧~』が6月29日(土)シアター・イメージフォーラムほかで全国順次ロードショーとなります。
20世紀中に種子の94%が消滅している実態を伝えつつ、人類の未来の糧を守るため、世界中の種の守り人、シードキーパーたちの挑戦を映します。
「種子は私たちの子孫」とトウモロコシの種を守り続けるアメリカの先住民。
人類の終末に備え、最大300万種の種を貯蔵できるシードバンク、スヴァールバル世界種子貯蔵庫に種子を保存する人々。
インドの環境財団「ナブダーニャ」をつくって、在来のタネを守り、遺伝子組み換えに対抗するヴァンダナ・シヴァ。
他にも霊長類研究で有名なジェーン・グドールなど著名な活動家が登場します。
種子の多様性を守るためのさまざまな取り組みを知り、自分たちのできることを考えましょう。
(2016年/アメリカ/94分)
監督:タガート・シーゲル、ジョン・ベッツ
配給:ユナイテッドピープル
原題:SEED: The Untold Story
2016年/アメリカ/94分