7/8(土)は遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン主催のGMナタネ自生調査報告会に出席しました。輸入された遺伝子組み換えナタネが港の荷揚げの際などにこぼれ落ちて道路脇などに自生していることがあります。それを全国各地で生協などの団体が調査し、年に1度集まって報告会を行うもの。
多く発見されたのは福岡(65検体中21)、千葉(48検体中12)、愛知(15検体中6)、岡山(10検体中5)など。
除草剤ラウンドアップに耐性のあるものが全国で13検体であったのに対し、除草剤バスタに耐性のあるものが43検体見つかっており、かなり数に差が出ています。
ラウンドアップに耐性を持つスーパー雑草が増えすぎてしまったために、バスタ耐性の遺伝子組み換えナタネが選ばれるようになってきたのではないかと思われます。
また、カラシナや、ナタネと大根との雑種と思われる植物からも組み換え遺伝子が発見されており、交雑が広がっている可能性を感じさせる結果となりました。
各地の団体では、調査と並行して、自生・交雑防止のための策を模索しています。そのひとつ、遺伝子組み換え食品を考える中部の会では、港湾の近くにある製油会社に対し、トラックによる輸送途中でのこぼれ落ち防止のため、トラックを密閉型のタンク状バルク車へ変更すること、エアシャワーによる車体の清掃など具体的な改善策を要求しています。
私たち誰にでもすぐできる防止策は、遺伝子組み換えナタネの輸入を減らすこと。そのためには、国産のナタネ油を買うようにすることです。国内では遺伝子組み換え作物の商業的栽培は行われていませんので、国産ナタネが原料であれば、遺伝子組み換えではありません。輸入ものと比べれば多少値段は張りますが、ナタネ油は、必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6のバランスもよく、栄養的にも大変優れています。ぜひ、国産のナタネ油を買うようにしましょう。