「暗黒法案」にオバマ氏署名。アメリカのGM表示は暗黒時代に逆戻り


アメリカでは7月1日にバーモント州で全米初の遺伝子組み換え表示義務化法が施行されたばかりですが、これを無効にする連邦法が、何と遂に成立してしまいました。

何度も浮上しては消えていた、この「暗黒法案」に、7/29、オバマ大統領が署名した模様です。

この法律によれば、遺伝子組み換えであることを文字で表示せずとも、バーコードを表示しておけばいということになってしまいます。

しかも猶予期間があるため、今はまだ何の表示もしなくても構いません。

せっかくバーモント州のために多くのメーカーが「遺伝子組み換えを含む」という文字の記された新しいパッケージを印刷したはずですが、それも不要となってしまいます。

アメリカの表示に対するこの後退と政治の腐敗ぶりは誠に嘆かわしい限りですが、アメリカの市民グループらはこの法律を覆すべく、運動を続けるとのことです。