アメリカの表示が危機に!わたしたちにできることはないの!?


バーモント州の遺伝子組み換え表示義務化法の施行予定日を7月1日に控え、それを無効化する連邦法案が浮上しては消え、ということを、アメリカは延々と繰り返しており、いまだに決着が付いていません。

現在出ている法案は、「遺伝子組み換えを含む」という文字を表示する代わりにバーコード、または問い合わせ用の電話番号を表示しようというもの。

しかも、罰則がないため、表示をしようとしない企業があっても、表示を強制する手段がない、というザル法なのです。

法案原文はこちら

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ここに来て、遺伝子組み換え表示を推進する立場とみられていた自然食品チェーン店ホールフーズマーケットや、ジャスト・レーベル・イットという表示推進のNGOまでもが、市民運動を裏切って、モンサント側に寝返った、として他の消費者団体から大きな非難を浴びたり、と事態は混沌としています。

バーモント州の表示義務化が当初の予定どおりに施行されれば、遺伝子組み換えが蔓延する社会を突き崩すための大きな転換点となります。是が非でも成功させてほしいし、日本人としてもそのためにできることがあれば、と思わずにはいられません。

アメリカ国民ではないし、無駄かも、とは思いながらも、アメリカのNGOの用意したフォームに署名して、以下のメールを出してみました。何千通、何万通とメールが来れば、いちいち出所もチェックできないだろうし(そういう問題じゃないだろう、とお思いの方もいらっしゃるでしょうが…笑)

アメリカにお友達がいる方は、ぜひこのメールフォームに記入するよう呼びかけてみてはいかがでしょうか?

上記リンク先のメールの大まかな内容は以下のとおりです。

「オバマ大統領、上院議員、アメリカ食品医薬品局御中

あなたの選挙民として、また“フード・デモクラシー・ナウ(アメリカの食の安全に関するNGOの名前)”のサポーターとして、今日こうしてメールしています。わたしは遺伝子組み換えの表示義務化に賛成です。上院議員が、バーモント州の歴史的な遺伝子組み換え表示義務化を阻止しようとして、アメリカの母親たちや農家や子どもたちの権利を踏みにじり、アメリカのもっとも腐敗した食品企業の言いなりになって、何が私たちの食べものに含まれているかを隠そうとしていることに対し、強い憤りを覚えます。バーモント州の遺伝子組み換え表示法をそのまま施行させてください!

加えて、ここではっきりとさせておきたいことは、“ジャスト・レーベル・イット(表示義務化を呼びかけてきたNGO)”と“オーガニック・トレード・アソシエーション(オーガニックの業界団体)”は、わたしたちの常識的な遺伝子組み換え表示義務化運動の中で、わたしや家族の意見を代表しているわけでもなんでもない、ということです。

ワシントンDCにおいてわたしの権利を保護してくれる代理人として、上院議員の方々を信頼しています。遺伝子組み換え表示は世論調査では継続的に90%の支持を得ています。今、食料企業の腐敗に対して立ち上がり、人民が要求するものを与えるべき時です。

既に世界中の64か国で、食品が遺伝子組み換えかどうかを知らせる表示があります。アメリカ人にも、その基本的な権利が与えられる時が来たのです!

わたしと家族は、この重要な問題の投票の行方を注視しています。

よろしくお願いいたします。

(名前)」